インドネシアへの移住でペットを連れて行く条件は?最新の入国規制と検疫手続きを解説
- インドネシア
- 著者:T.I
- 最終更新日:2026/01/26
- 投稿日:2023/08/15
エキゾチックな魅力に溢れるインドネシアでの新生活を、大切なペットと共にスタートさせたいと考えている方は多いでしょう。インドネシアは島国であるため、地域によって検疫ルールが異なるなど独特の規制がありますが、適切な手続きを踏めばペットとの移住は十分に可能です。本記事では、インドネシアへの移住においてペットを伴う場合に必要となる最新の入国条件や手続きを詳しく解説します。
目次
インドネシアへ移住する際のペット入国条件と必要書類
日本からインドネシアへペットを連れて行くためには、インドネシア農業省の家畜・動物衛生総局(DGLAHS)が定める規定をクリアする必要があります。手続きには数ヶ月を要する場合があるため、移住が決まったら早めに準備を開始しましょう。
国際標準マイクロチップの装着と登録
インドネシアへの入国には、ISO規格(ISO 11784/11785)に準拠したマイクロチップの装着が義務付けられています。すべてのワクチン接種記録や抗体検査結果はこのチップ番号と紐付けられるため、検疫準備の出発点となります。
狂犬病ワクチン接種と抗体価検査の完了
狂犬病の予防接種は、入国の30日以上1年以内に行われている必要があります。また、インドネシアへの入国には狂犬病抗体価検査(血清検査)の結果が求められ、指定の数値以上の抗体価があることを証明しなければなりません。
農林水産省動物検疫所による英文健康証明書の取得
日本を出国する直前に、動物検疫所で輸出検査を受け、政府発行の健康証明書を取得する必要があります。この書類は、ペットが健康であり、インドネシアが定める伝染病の兆候がないことを証明する重要な書類です。
インドネシア政府発行の輸入許可証(Import Permit)
入国前に、インドネシアの家畜・動物衛生総局へ輸入許可の申請を行い、許可証を取得しておく必要があります。この申請には現地の代理店を介するのが一般的であり、取得した許可証は通常30日間有効です。
地域別の入国制限と輸送時の注意点
インドネシアへの移住でペットを連れて行く際に最も注意すべきは、目的地による規制の違いです。特定の地域への持ち込みは厳しく制限されています。
ジャカルタ等の狂犬病非発生地区への持ち込み制限
インドネシア国内には、ジャカルタ首都特別州やバリ島など、狂犬病非発生地区(Rabies Free Area)に指定されている地域があります。これらの地域へは、狂犬病発生国からのペットの持ち込みが厳しく制限されており、日本からの場合でも最新の地域指定状況を確認することが不可欠です。
航空会社の規定に沿った輸送ケージの準備
ペットの輸送には、IATA(国際航空運送協会)の基準を満たした頑丈な輸送ケージが必要です。航空会社によって、機内持ち込み、受託手荷物、または貨物便(カーゴ)といった輸送方法の選択肢が異なるため、航空券の手配前に規定を確認しましょう。
現地到着後の検疫手続きと生活環境
ペットがインドネシアの空港に到着した後は、速やかに現地の動物検疫機関による審査が行われます。
到着後の隔離検疫と健康観察
空港到着後、ペットは指定の検疫施設にて一定期間の隔離検疫を受ける場合があります。期間は通常数日間ですが、書類の不備や健康状態によっては延長されることもあるため、事前の完璧な書類準備が求められます。
インドネシアでの住居選びと飼育マナー
インドネシアはイスラム教徒が多い国であるため、特に犬を飼育する場合は住居選びに配慮が必要です。高級コンドミニアムや外国人居住区の戸建て物件(コンパウンド)ではペット可の物件も見つかりやすいですが、共用スペースでの通行ルールなど現地のマナーを尊重しましょう。
まとめ
インドネシアへの移住をペットと共に実現するには、輸入許可証の取得や地域ごとの規制確認など、複雑なプロセスをクリアする必要があります。手続きの内容は予告なく変更される可能性があるため、渡航の際は記事の更新日等を確認し、最新の情報を手に入れるようにしてください。大切なペットと異国の地で安心して暮らせるよう、専門のエージェントと協力しながら着実に準備を進めましょう。
