タイへの移住でペットを連れて行くには?最新の検疫手続きと現地での飼育ルールを解説
- タイ
- 著者:T.I
- 最終更新日:2026/01/26
- 投稿日:2023/07/04
微笑みの国タイでの新しい生活を、大切なペットと一緒に始めたいと考える方は多いでしょう。タイは比較的ペットに寛容な国ではありますが、入国に際しては厳格な検疫手続きが定められています。本記事では、タイへの移住においてペットを伴う場合に必要となる最新の条件と、現地での飼育環境について詳しく解説します。
目次
タイへ移住する際のペット入国条件と必要書類
日本からタイへペットを連れて行くためには、タイ農業協同組合省家畜開発局(DLD)の規定を遵守する必要があります。日本は狂犬病が発生していない地域として扱われるため、手続きを正しく行えば、到着後の長期隔離なしでスムーズに入国させることが可能です。
国際標準のマイクロチップ装着による個体識別
タイへの入国には、国際標準(ISO 11784/11785)に適合したマイクロチップの装着が必須です。すべてのワクチン接種記録や健康証明書はこのチップ番号に基づいて管理されるため、準備の最初に行うべき重要なステップです。
狂犬病ワクチンおよび各種予防接種の完了
入国の21日以上前、かつ1年以内に狂犬病の予防接種を受ける必要があります。また、犬の場合はレプトスピラ症、猫の場合は猫パルボウイルス(FPLV)などの混合ワクチンの接種証明も求められるため、最新の接種履歴を揃えておきましょう。
獣医師による英文健康証明書の発行
タイへの渡航直前に、日本の獣医師から健康証明書を取得する必要があります。この書類には、ペットが健康であり、感染症の疑いがないことが明記されていなければなりません。通常、出発の10日以内など発行時期に制限があるため注意が必要です。
タイ政府機関(DLD)への輸入許可申請
入国前に、バンコクの空港にある動物検疫所へメール等で輸入許可(Import Permit)の申請を行います。許可証の有効期限は通常60日間ですので、移住の日程に合わせて余裕を持って申請を進めることが大切です。
ペットを連れて移動する際の輸送手段と規制
タイへ移住する際にペットを輸送する方法は、航空機の利用が一般的です。利用する航空会社のルールやタイ独自の規制を事前に把握しておきましょう。
航空会社ごとのケージ規定と受託手荷物ルール
航空機で移動する場合、IATA(国際航空運送協会)の規定に準じた適切なサイズのハードケージが必要です。航空会社によっては、ペットを受託手荷物として預けられる場合と、貨物(カーゴ)扱いのみとなる場合があるため、予約前に必ず確認しましょう。
タイ国内での犬種規制と安全性への配慮
タイでは一部の闘犬種(アメリカン・ピットブル・テリアやスタッフォードシャー・テリア等)について、輸送や飼育に厳しい制限がかかる場合があります。愛犬の犬種が規制対象に含まれていないか、事前に公式機関の情報を確認してください。
タイ移住後の飼育環境と住宅選びの注意点
タイでの新生活において、ペットと一緒に住める物件探しは非常に重要なポイントです。バンコクなどの都市部では、物件タイプによって飼育ルールが大きく異なります。
コンドミニアムにおけるペット可物件の希少性
タイの都市部にあるコンドミニアムの多くは、依然としてペットの飼育を禁止しています。「ペット可(Pet-Friendly)」を明記している物件は限られているため、移住前にペット専門の不動産エージェント等を通じて目星をつけておくのが賢明です。
一戸建て(ムーバーン)での飼育のメリット
郊外の一戸建て住宅地(ムーバーン)は、コンドミニアムに比べてペット飼育に対して非常に寛容です。広い庭付きの物件も多く、大型犬を連れて移住する場合には、一戸建てを選択肢に入れることで生活の質が向上します。
公共の場でのマナーと暑さ対策
タイは年間を通じて気温が高いため、散歩時の熱中症対策は欠かせません。また、公共の場ではリードの着用が求められるほか、近年ではショッピングモールやカフェでも「ペット同伴エリア」が増えており、マナーを守ればペットとの外出を楽しむことができます。
まとめ
タイへの移住をペットと共に実現するには、日本での厳密な検疫準備と、現地での住居確保が成功の鍵となります。規制や法律は予告なく変更されることがあるため、渡航前には必ず最新の動物植物検疫局(DLD)の情報を手に入れるようにしてください。愛するペットと微笑みの国で健やかな生活をスタートできるよう、早めの準備を心がけましょう。
